ダズンローズの由来と意味を知って記念すべき日に取り入れよう

2023年6月28日 2024年2月23日

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結婚式や披露宴の演出として注目を浴びるようになった「ダズンローズ」には、ロマンチックな由来があることをご存じでしょうか。

また、ダズンローズは結婚式を盛り上げる演出として知られていますが、実は結婚式以外のタイミングに贈ることもできます。

この記事では、ダズンローズの由来や意味、おすすめの取り入れ方などを解説します。ダズンローズの由来や意味を知って、大切な記念日をワンランク上の演出で盛り上げましょう。

■ダズンローズとは？その由来と意味

まずは、ダズンローズの由来と12本のバラの花束に込められた意味について解説します。

◇ダズンローズの由来

ダズンローズは、19世紀前半のヨーロッパ発祥といわれています。ある男性が、結婚を申し込むために相手の家に向かって歩いていました。その際に、道に咲いていた花を摘み、花束にして女性に手渡してプロポーズをしました。すると女性は、「お願いします」という言葉の代わりに花束のなかの1本を抜き取り、男性の胸元に飾ったそうです。

これが、ダズンローズのもとになったとされるロマンチックな言い伝えです。この言い伝えから、ヨーロッパの歴史ある結婚式の儀式「ブーケ・ブートニア」が始まったとされています。

◇ダズンローズに込められた意味

ダズンローズとは「12本（１ダース）」のバラの花束を指します。12本のバラには1本1本にそれぞれ意味があります。それは、「感謝」「誠実」「幸福」「信頼」「希望」「愛情」「情熱」「真実」「尊敬」「栄光」「努力」「永遠」です。

12本を花束にして贈ることで、結婚生活に必要な12の言葉すべてをパートナーに誓うという意味が生まれるのです。そのため、プロポーズや結婚式の演出として人気があります。

ヨーロッパ発祥の風習であるダズンローズは、「結婚」という枠を超えて、パートナーへ想いを伝える贈り物。また、12が重なる12月12日は、「ダズンローズデー」となっています。

ヨーロッパでは、「愛する人にダズンローズを贈ると幸せになれる」という言い伝えがあります。普段言葉にしづらい相手への感謝の気持ちや愛情を、12月12日にダズンローズとともに伝えてみてはいかがでしょうか。

■ダズンローズの定番は赤いバラ

バラは種類だけでなく色も豊富で、赤やピンク、白などさまざまな色があります。ダズンローズの定番は赤ですが、色ごとに花言葉が異なるため、最も伝えたい言葉から色を選ぶのも素敵ですね。もちろん、相手の好きな色から選んでもよいでしょう。

以下で色ごとの花言葉を紹介します。

・赤

赤いバラには、「あなたを愛しています、愛情、情熱、熱烈な恋」といった意味があります。赤いバラのダズンローズは見た目も華やかで、情熱的な印象を与えます。

・白

白いバラの意味は、「清純、尊敬、相思相愛」です。つつましい雰囲気を漂わせる白いバラは、ウェディングドレス姿の花嫁の清楚なイメージにもよく似合うでしょう。

・ピンク

ピンクのバラは、「上品、愛の誓い、幸福」などの意味を持ちます。ピンクのバラは愛らしい印象があり、温かさもあるため、幸福を表現したいときにはぴったりな色です。特別感のある赤いバラよりもカジュアルな意味合いで贈ることもできるでしょう。

・オレンジ

オレンジのバラには「絆、信頼」の意味があります。オレンジのバラは優しい暖かみがあり、明るく元気な印象を与えます。

・紫

紫のバラには、「誇り、尊敬、気品」といった意味があります。

もちろん、バラ以外の花をダズンフラワーとして選んでもかまいません。前述のダズンローズの由来となった言い伝えでは、野に咲く花を摘んでブーケにしたとされており、男性が贈った花はバラではないことがわかります。バラ以外では、例えばトルコキキョウやシャクヤク、ラナンキュラス、ガーベラ、チューリップなどがおすすめです。季節感を意識して相手の方が好きそうな花を選んでみるとよいでしょう。