宝石の硬度はどのくらい?モース硬度をランキングで紹介

宝石の硬度の基礎知識を身に付けたい、宝石をプレゼントするにあたって硬度も参考にしながら選びたい、という方もいるのではないでしょうか。宝石の種類は数多く、その硬度を表す代表的な指標に「モース硬度」があります。

宝石の硬度は何段階にもレベル分けされているため、宝石を複数保有している場合には、それぞれで硬度が大きく異なるかもしれません。

この記事では、モース硬度の概要や宝石・鉱物のモース硬度ランキングなどを紹介します。宝石ごとの硬度を知っておくことで、弱い宝石を傷付けにくい組み合わせも選べるようになるでしょう。

 

■宝石の硬度を表す「モース硬度」とは

まずは、宝石の硬度を表すモース硬度の定義や、その他の2つの指標を紹介します。

◇モース硬度の定義

宝石の硬さを表す指標として一般的なものが「モース硬度」です。1812年に、ドイツの鉱物学者フリードリッヒ・モースが考案したことから、その名が付けられました。単位は「mohs」で、10段階で表されます。

2つの異なる宝石をこすり合わせて、傷付いたほうの硬度を低いとする調べ方です。現在では、15段階に割り当てた「新モース硬度」も考案され、より正確な硬さを表せるようになりましたが、従来のモース硬度のほうが普及しています。

◇モース硬度以外の指標

モース硬度以外に、宝石の硬度を調べる指標としては以下が挙げられます。

  • ビッカース硬度
  • ヌープ硬度

ビッカース硬度は1921年に考案された指標です。検査石にダイヤモンド圧子を押し込んだ際にできる正方形のくぼみの深さで硬度を測るもので、おもに金属に用いられます。

もう一方のヌープ硬度は、1939年に考案されたものです。手法はビッカースと似ていますが工業用材料などでおもに使われており、宝石に使われるのはまれです。

 

■【種類別】宝石・鉱物のモース硬度ランキング

ここからは、モース硬度で表される標準鉱物の硬度を、最も固いモース硬度10から順に紹介します。硬度が高い宝石は傷付きにくく、美しい状態を長く保てるでしょう

◇1位:モース硬度10【ダイヤモンド】

ダイヤモンドは、地球上に存在する鉱物のなかで最も硬い宝石です。モース硬度9のコランダムの何倍も硬いとされており、から和名では「金剛石」とも呼ばれます。耐久性にも優れ、美しさを長く保てる宝石として確かな価値があります。

◇2位:モース硬度9【コランダム】

コランダムは、和名で「鋼玉(こうぎょく)」とも呼ばれ、ダイヤモンドに次ぐ硬さを持つ宝石です。もとの結晶は無色透明ですが、成長過程で不純物が混ざると、サファイアもしくはルビーになります。

◇3位:モース硬度8【トパーズ】

トパーズは、ピンクやブルー、黄褐色など、色のバリエーションが豊富な宝石です。硬度は高めですが衝撃に弱く、直角方向に割れやすい特性があるため、取り扱いには注意が必要です。その他、アレキサンドライトもモース硬度8に分類されます。

◇4位:モース硬度7【クォーツ】

クォーツは、和名で「石英」とも呼ばれる宝石です。

硬度7は、やすりでこすった場合に少し傷付く程度の硬さのため、普段のお手入れでそこまで神経質になることは少ないでしょう。その他、エメラルドやアクアマリンなどの宝石もモース硬度7に分類されます。

◇5位:モース硬度6【フェルスパー・トルコ石】

フェルスパーの一種であるサンストーンやムーンストーンのほか、ラピスラズリやトルコ石などが該当します。ネックレスやリングの素材として人気のある宝石が多いのが特徴です。

◇6位:モース硬度5【アパタイト・黒曜石】

モース硬度5には、アパタイトや黒曜石などが該当します。硬度としては窓ガラスと同程度なので、普段使いもしやすいでしょう。

◇7位:モース硬度4【フローライト】

フローライトは色のバリエーションに富んでいることが特徴で、和名では「蛍石」とも呼ばれます。見た目は美しいものの、割れやすい特性があるため、アクセサリーに加工されることはあまりありません。一方で、ハンドメイドジュエリーの素材としては人気です。

◇8位:モース硬度3【カルサイト】

石灰岩を主成分にした鉱物で、石材では大理石として広く使われています。

◇9位:モース硬度2【ジプサム(石膏)】

彫刻や工芸品の材料として使われている鉱物です。人間の爪よりも若干やわらかいため、爪でけずるとほんの少し傷が付きます。

◇10位:モース硬度1【滑石】

せっけんのような質感の天然石で、化粧品や医薬品、チョークなどに用いられます。例えば、ピンク色の滑石は、見た目の優しさと滑らかな質感から女性向けのアクセサリーに使用されます。

硬度1のため、硬いものにぶつけないようにするなど、取り扱いには十分注意しなくてはなりません。なお、滑石をパウダー状にしたものは「タルク」と呼ばれます。

 

■宝石で最も高硬度なダイヤモンドの魅力

宝石のなかで最も硬いダイヤモンドの魅力について解説します。ダイヤモンドの魅力は大きく2つあります。

◇独自の輝きを放っている

ダイヤモンドには、他の宝石にはない3つの輝きである「ブリリアンス」「シンチレーション」「ディスパージョン」があります。

「ブリリアンス」は、内部で反射する白く明るい輝きで「ブライトネス」とも呼ばれます。ダイヤモンドならではの存在感のある強い輝きは、多くの人の視線を集めることでしょう。「シンチレーション」はダイヤモンドを動かしたときに表面で放つ輝きのことで、「ディスパージョン」はプリズム効果によって放たれる7色の輝きのことです。

また、ダイヤモンドの価値は「4C」と呼ばれる4つの要素(国際的な評価基準)で、厳密に評価されます。ダイヤモンドを選ぶときには、見た目の印象だけで選ぶのではなく、4Cのグレードもしっかりチェックしましょう。

4Cとは、carat「カラット」color「カラー」clarity「クラリティ」cut「カット」です。カラットは「重さ」を表す単位で、重くなるほどダイヤモンドのサイズも大きくなり、希少性が高まります。カラーは無色透明に近いほど、高く評価されるでしょう。クラリティは透明度の指標で、表面の傷や内包物が少ないほど、透明度の高いダイヤモンドとして評価されます。最後の「カット」は唯一人工的なもので、ダイヤモンドの形や輝きに大きく影響します。

ダイヤモンドは透明の輝きを放つことから、どのような服にも合わせやすく、幅広いシーンで使いやすい宝石です。パーティーはもちろん、友人や家族との食事会にも使え、身に着けることでコーディネートの品格をアップしてくれるでしょう。

 

◇アニバーサリージュエリーとして人気が高い

ダイヤモンドは、記念日に贈るアニバーサリージュエリーとして高い人気を誇ります。特に、長年寄り添ったパートナーに贈るダイヤモンドジュエリーとして人気のものが、スイートテン・ダイヤモンドです。

もともとは、結婚記念日を祝うために贈る宝石のことでしたが、近年では就職や昇格、起業、結婚、出産などさまざまなシーンの記念日を彩るジュエリーとして形を変えて普及しています。

自身への贈り物にする方や、婚約指輪を買わなかった代わりにスイートテン・ダイヤモンドを購入する方もいます。以前のようにダイヤモンドの数や大きさにこだわることも少なくなり、商品のラインナップが豊富になっている点でも、自分たちに合ったものを選びやすくなっているでしょう。

 

記念日は長く使い続けられるダイヤモンドジュエリーがおすすめ

宝石の硬度は、モース硬度という指標で簡単に調べられます。ダイヤモンドは最も硬く、形が変わりにくいため、長く大切に使い続ける記念の品として適しているでしょう。

特別な節目の贈り物はもちろん、自身へのご褒美としてもスイートテン・ダイヤモンドという選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。

ナガホリでは、リングやペンダント、ピアスなど、スイートテン・ダイヤモンドのアイテムを数多く取りそろえています。特別な記念日にふさわしいダイヤモンドジュエリーを、探してみてはいかがでしょうか。

 

スイートテン・ダイヤモンドの商品一覧はこちら

https://shop.nagahori.co.jp/shopbrand/ct149/

 

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