非加熱サファイアとは?魅力や加熱処理との違い、おすすめブランドも紹介

非加熱サファイアは、天然のサファイアが持つ美しさを保った希少な宝石です。その詳細を把握すれば、ジュエリー選びに活かすことができます。

今回は、非加熱サファイアの概要や価値を決めるポイントを解説します。また、「加熱・非加熱の見分け方はあるのか」という疑問に対する回答や、非加熱サファイアを取り扱うおすすめのブランドも紹介します。

 

非加熱サファイア(ノーヒートサファイア)とは

非加熱サファイア(ノーヒートサファイア)とは、加熱処理が施されていないサファイアのことです。一般的にサファイアは、より色が均一であるほうが高値で取引されます。ただし、宝石内に2種類の色を持つ「バイカラーサファイア」のように、特色のある色ムラが評価されるケースもあります。

また、一部の非加熱サファイアには、微細な針状結晶で形成された「シルクインクルージョン」という内包物が見られることも特徴です。

以下では、加熱処理したサファイアとの違いについて解説します。

加熱処理したサファイアとの違い

市場に流通する9割以上のサファイアは、加熱処理がされています。ただし、発掘されたサファイアのすべてが加熱処理によって美しいサファイアになるわけではありません。そのため、加熱することで発色が良くなる可能性を持つ、厳選されたサファイアのみ加熱処理されています。

一方の非加熱サファイアは、加熱処理を行なわなくても発色が良いものが厳選されています。カットや研磨など、最低限の処理のみが施されて市場に流通するため、天然の美しさを活かした、独自性・希少性の高い宝石です。

加熱処理を行なうメリット・デメリット

サファイアを加熱するメリットは、色ムラや汚れを調整して、色・輝きを底上げできることです。サファイアの加熱処理は、化学反応によって濃く鮮やかな色合いに変えたり、透明度を増すためにインクルージョンを一部除去したりする目的で行われます。

とはいえ、加熱処理によって天然の美しさが損なわれることはデメリットです。場合によっては、作り物めいた印象を与えるケースもあります。

 

非加熱サファイアの価値を決めるポイント

次に、非加熱サファイアの価値を決めるポイントについて、特徴を交えながら紹介します

                                                                  

サファイアは青色が有名ですが、紫や緑などのさまざまなカラーバリエーションも存在します。赤のみ鉱物(コランダム)としては同じですが、ルビーとなります。

なかでも特に価値が高いとされるのは、濃く鮮やかなブルーが際立ったサファイアです。逆に色が薄かったり、暗すぎたりするサファイアは、非加熱でも価値が高くない傾向があります。

特に深く濃い青色が特徴の「ロイヤルブルー」は、イギリス王室御用達にもなった王道のブルーサファイアですまた、ベルベットブルーに少し靄がかったような「コーンフラワーブルー」も、やわらかい色合いと希少価値の高さから、ロイヤルブルーと並んで高い人気を誇ります。

そのほかとしては、オレンジとピンクの中間的な色合いが絶妙な「パパラチアサファイア」も、ブルーではないものの希少価値が高く有名です。

透明度

サファイアはエメラルドに比べて、傷やインクルージョンが少なめの宝石ですが、よりインクルージョンが少なく、透明度の高いサファイアが高値で取引される傾向にあります。

とはいえ、加工していないインクルージョンが、個性として好まれることもあります。特に、針状のインクルージョンによって乳白色がかった色味を持つ「シルキーサファイア」は、近年人気が高まっています。

重さ

一定レベル以上の品質のサファイアなら、重さ(カラット)が大きいほど、高く評価されます。とはいえ、色や透明度のレベルが低い非加熱サファイアの場合、たとえカラットが大きくても価値は上がらない傾向にあります。

ジュエリーに適した需要のあるサイズで、品質のバランスが良い非加熱サファイアほど価値が高まります。

輝き

サファイアの輝きは、カットの種類や内包物の多さなどで変わります。色や透明度に比べると、輝きの要素が価値におよぼす影響は少ない傾向にあります。

一方で、熟練の職人によってカットされたサファイアは、美しい輝きを放ち、宝石としての価値を高めてくれます。

産地

サファイアの産地としては、カシミール地方やミャンマー、スリランカなどが有名です。

カシミール地方ではコーンフラワーブルーのサファイアをはじめ、最高品質の宝石が産出されていました。現在は、カシミール地方でのサファイア発掘がされておらず、希少価値が上がっています。

一方流通数が多いのは、スリランカ産のサファイアです。スリランカで採れるサファイアは、濃淡のバランスの良さや透明度の高さが、高く評価されています。少し紫がかった青色の「セイロンブルー」は、特に高い価格が付けられます。

 

サファイアの加熱・非加熱の見分け方はある?

非加熱のサファイアかどうか、自分で見分けるポイントがあれば、知っておきたいところでしょう。しかし残念ながら、非加熱サファイアかどうかは、専門家でないと見分けるのが困難です。よって一般の方は、宝石の鑑別書で加熱の有無を確認する必要があります。

専門家の場合はルーペを使って、サファイアが非加熱かどうかを見分けられるケースがあります。比較的判別が容易なのは、「シルクインクルージョン」が見られやすい、スリランカ産のサファイアです。シルクインクルージョンは、加熱処理を施すと消えてしまうため、その有無によって、非加熱サファイアであることを見分けます。

 

非加熱サファイアをあしらったおすすめのジュエリーブランド

NADIA(ナディア)は、オーガニックな色と輝きを保つ宝石のみを取り扱うジュエリーブランドです。人工的な処理を一切加えないノーオイル、ノーヒートの厳選された宝石をあしらったジュエリーを多数展開しており、自然そのままの透明感や美しさを楽しめるでしょう。

市場に流通するサファイアの5%未満のなかから、さらなる希少性を求め、高い基準をクリアした宝石をバイヤーが厳選しています。

以下では、非加熱サファイアのジュエリーをコレクション別に複数紹介します。

【Parfait!(パルフェ!)】K18PGリング(SAPPHIRE 0.730ct / DIAMOND 0.46ct)

商品番号:CFSARN1295

販売価格:1,067,000円(税込)

0.730ctの非加熱サファイアをメインに据え、0.46ctのダイヤモンドをちりばめた贅沢なリング。フランス語で「完璧」という意味を持つ「Parfait」の名にふさわしい逸品です。8号から14号までのサイズに対応しています。

コレクション「Parfait!(パルフェ!)」はこちら

【La ligne(ラ・リーニュ)】K18PGリング(SAPPHIRE 0.520ct / DIAMOND 0.25ct)

商品番号:CFSARN1324

販売価格:550,000円(税込)

センターにあしらわれたスクエア型のサファイアを、きらびやかなダイヤモンドが引き立てるデザインが秀逸なリング。アームにピンクダイヤが隠れているという遊び心も魅力です。9号から15号までのサイズに対応しています。

コレクション「La Ligne(ラ・リーニュ)」はこちら

【Petit Trianon(プティ トリアノン)】K18PGネックレス(SAPPHIRE 0.750ct / DIAMOND 0.15ct)

商品番号:CFSPC N1339

販売価格:880,000円(税込)

0.750ctの存在感のある非加熱サファイアに、星が寄り添うようにちりばめられた0.15ctのダイヤモンドが目を引くネックレスです。45cmのチェーンは、長さを自由に調節できるスライド式なので、幅広いコーディネートに合わせられます。

コレクション「Petit Trianon(プティ トリアノン)」はこちら

 

ノーヒートサファイアのジュエリーを身に着けて日々に彩りを!

非加熱サファイアは、自然本来の美しさを堪能できる宝石です。色合いや透明度などのバランスが良いほど、価値も高いとされています。

NADIA(ナディア)は、厳選したノーヒートサファイアをあしらったジュエリーを豊富に取りそろえたブランドです。希少性の高いノーヒートサファイアの魅力を最大限に引き出せるような、知性や品格を感じさせるデザインのジュエリーを多数ラインナップしています。

ナディアの公式サイトや直営店のMaison de NADIA(メゾンドナディア)を、ぜひチェックしてみてください。

 

NADIA(ナディア)公式サイトはこちら

Maison de NADIA(メゾンドナディア)銀座本店はこちら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です